古絵葉書の中の横浜
-モノトーン集-

 

   
(01)山下公園1
絵葉書には「大横濱名勝」として「山下公園より桟橋の遠景(葉書では旧字体)」とある。「大横濱」とは随分と構えた表現だが、冬のある一日山下公園を寒そうに足早に歩くカップルの姿が見える。海側にいる女性がハットをかぶった男性に笑いながら何か話しかけている。
絵葉書の左下の隅に昭和十六年とある。何枚かの組み合わせのうちの一枚だろうか。今は舗装されている通路は、この絵葉書では芝だろうか。公園と海を隔てる手すりは今も同じ
   
(02)山下公園2
上の画像に引き続き山下公園の絵葉書。パーゴラを海側から歩いてくる二人の女性が写っている。絵葉書の左下の隅には「精気溢るる山下公園」とある。
パーゴラには上から陽気が入り込み、港街に似合った洋式公園の様子が新鮮で、そのように書き込ませたのだろうか。逆に私にとっては、ころ頃以前からこのパーゴラがここにあったのだと確認させてくれる一枚の絵葉書となった
   
(03)横浜港−巨船の出船
絵葉書の左端に書かれたタイトルに「巨船の出船」とある。桟橋に白灯台、港を滑り出していく船が大きくクローズアップして写されている。
この絵葉書には「昭和十六年一月二十八日認可済」とある。認可という言葉に、へえっと時代を感じた
   
(04)神奈川県庁
いつの絵葉書か年代はわからないが、随分と県庁前が広々としている。これだけ広々と前が開いた所から眺めると、帝冠様式と呼ばれるこの県庁のキングの塔もよけいに威厳を感じる。
県庁の本庁舎が竣工したのが昭和3年だが、それから数年の内のものだろうか。絵葉書の説明には「大横濱の復興成りて 畏も 聖上陛下の御臨幸を仰ぎ奉りし庁舎である(一部仮名を置き換え)」とある。復興とはもちろん、関東大震災からの復興
   
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